AWS Copilot v1.33: run local --use-task-role
と run local depends_on
のサポート
投稿日: 2024 年 1 月 8 日
AWS Copilot コアチームは Copilot v1.33 のリリースを発表します。
私たちのパブリックなコミュニティチャットは成長しており、オンラインでは 500 人以上、GitHub では 3,100 以上のスターを獲得しています 🚀。 AWS Copilot へご支援、ご支持いただいている皆様お一人お一人に感謝をいたします。
Copilot v1.33 ではより柔軟で効率的な開発を支援する大きな機能強化が行われました:
- run local
--use-task-role
:--use-task-role
フラグにより、ECS タスクロールを使用したローカルテスト体験が向上しました。詳細は、こちらのセクションををご参照ください。 - run local
depends_on
support: ローカルでのコンテナ実行時に Service Manifest 内のdepends_on
を考慮する様になりました。詳細はこちらのセクションをご参照ください。
AWS Copilot とは?
AWS Copilot CLI は AWS 上でプロダクションレディなコンテナ化されたアプリケーションのビルド、リリース、そして運用のためのツールです。 開発のスタートからステージング環境へのプッシュ、本番環境へのリリースまで、Copilot はアプリケーション開発ライフサイクル全体の管理を容易にします。 Copilot の基礎となるのは、 AWS CloudFormation です。CloudFormation により、インフラストラクチャを 1 回の操作でコードとしてプロビジョニングできます。 Copilot は、さまざまなタイプのマイクロサービスの作成と運用の為に、事前定義された CloudFormation テンプレートと、ユーザーフレンドリーなワークフローを提供します。 デプロイメントスクリプトを記述する代わりに、アプリケーションの開発に集中できます。
より詳細な AWS Copilot の紹介については、Overview を確認してください。
copilot run local
実行時の ECS タスクロールの利用
copilot run local
コマンドで --use-task-role
フラグが利用できます。フラグを有効にした場合、Copilot はデプロイした Service から IAM 権限を取得し、run local
で作成したコンテナに注入します。
これは、コンテナがクラウド上で実行されている場合と同じ権限を利用する事を意味しており、 より正確にテストが行えます。
copilot run local
実行時の コンテナ依存関係のサポート
copilot run local
コマンド実行時に、Service Manifest 内で指定された depends_on
を考慮する様になりました。
例:
image:
build: ./Dockerfile
depends_on:
nginx: start
nginx:
image:
build: ./web/Dockerfile
essential: true
depends_on:
startup: success
startup:
image:
build: ./front/Dockerfile
essential: false
この例では、nginx サイドカーコンテナが起動した後にメインコンテナが起動します。また、startup コンテナが正常に完了した後に nginx コンテナが起動します。